WBC後遺症か…5失点の巨人・菅野は“100球”が今の限界

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 結局125球。好投したWBC準決勝の球数制限は「95球」に設定されていた。無意識のうちにこの中で完全燃焼するメカニズムになってしまったのか。

 日本のオープン戦での登板も球数には大差はないが、今季はそこへWBCの疲労が重なる。

 さるチーム関係者は「もともと春先が強く、ポストシーズンがある秋に向けて故障が発覚したり、調子が落ちる傾向がある。今年はWBCのためにピークを早めたことで、さらにその傾向が強まるのではないか、秋までもつのかと首脳陣は冷や冷やして見ています」と言う。

 試合前から両ベンチは「今日が大事。菅野と野村のエース対決だから、今季を左右する重要な試合」と意気込んで臨んだ一戦。敗戦投手こそ免れたものの、菅野が終盤にバテる「100球肩」なら、たかが1敗では済まされない、巨人にとって大きな1敗である。

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