巨人開幕3連勝 東京ドームには対戦相手惑わす“新たな罠”
巨人が2年連続の開幕3連勝だ。2日の中日戦。2点を追う四回に4番阿部の適時打などで同点に追いつくと、六回にマギーの左前適時打で勝ち越した。なおも1死二、三塁から岡本の代打で登場した亀井が吉見の初球を右翼線へ2点適時二塁打。亀井は三塁走者として、捕前への犠打が一塁へ送球される間にホームへ突入する好走塁も見せた。
巨人は88年の東京ドーム開場以来、昨季までの計29シーズン、本拠地で負け越したことは92、97年の2度しかない。昨季は38勝27敗1分けで貯金11。むしろこれは少ない方で、最近では47勝11敗6分けで36もの貯金を荒稼ぎした12年がある。さらに今季、他球団が新たに悩まされそうな「問題」が開幕3試合で浮上した。中日のある選手がこう言った。
「負けたから言うわけではないけど、ビジターチームが使うブルペンがおかしいんですよ。マウンドからホームベースまでが真っすぐじゃないと、みんな言っています。昨年までも多少はあったけど、気になるほどではなかった。それが今年は明らかな違和感を感じる。この前までやっていたWBCの2次ラウンドまで使われていた会場だから、日本の対戦相手を惑わせるためにそうしたんですかね。いずれにしろ、曲がっているところで練習してからマウンドへ行けば、ストライクが入らなくなったり、感覚が狂ってしまいます」