公式練習で2度着氷 樋口新葉に“3回転アクセルの遺伝子”
十字架を背負うことになるのか。
20日に開幕するフィギュアスケートの世界国別対抗戦(東京)の公式練習が行われ、樋口新葉(16)が、浅田真央の代名詞だったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度着氷させた。
先日の引退会見で真央は、「なんでもっと簡単に跳ばせてくれないのって感じ」と言ったトリプルアクセルだが、体が細かった10代のころはおもしろいように決めていた。
全日本選手権で2年連続2位の樋口は、「降りたのは初めて。何も考え過ぎずに跳べたかな」と言い、平昌五輪の出場権がかかる来季は「プログラムには入れたい」と新たな武器にするようだ。
真央が引退した直後に初めて決めたのは奇遇だが、ひょっとすると「魔物」ともいわれるトリプルアクセルの魅力に取りつかれたかもしれない。