キャスターは「厳しい」の声も 浅田真央は氷の上が一番か
「これからどんな形であっても、フィギュアスケートに恩返しができる活動はしていきたい」
12日、引退会見でこう話した浅田真央(26)。質疑応答で「トリプルアクセルに声をかけるとしたら?」というNHKアナのトンチンカンな問いにも「トリプルアクセルに声をかけるんですよね?(笑い) どうしよう……何でもっと簡単に跳ばせてくれないの? って感じです」と真摯に答え、最後は泣き顔を見せまいと後ろを向いて涙をぬぐう姿に、メロメロになった人も多いだろう。
会見には報道陣430人が集結。海外メディアも駆けつけた。中でも、テレビ局は「浅田争奪戦」の真っ最中。来年の平昌五輪でのキャスターデビューをもくろみ、各局がマネーゲームを繰り広げている。
しかし、舌足らずでゆったりとした幼いしゃべりは言葉通り、いくつになっても「真央チャン」。服装こそ白のジャケットに黒いスカートとアナウンサーさながらの大人びた雰囲気だったが、とてもじゃないが、キャスターの姿を想像できない。
■真央は「そこにいること」に意味がある