重症の中日打線 4試合未勝利のエース大野に“爆発”の心配
中日は今季初の連勝で最下位を脱出したが、エース大野は面白くないはずだ。
20日の今季4試合目の先発は6回1失点で降板。123球の球数では仕方ないにしても、この日も打線の援護はなし。中日打線は直後の七回、平田のソロ弾と京田の2点適時打などで逆転。喉から手の白星は、2番手の4年目祖父江に持っていかれた。ちなみに祖父江は通算142試合目のプロ初勝利となった。
これで中日は開幕から17試合連続で先発投手は勝ち星なしだが、少なくとも大野は2勝は逃している気分だろう。
開幕の巨人戦は6回6失点、7日のDeNA戦も5回5失点なら諦めもつくが、中日がサヨナラ勝ちした14日の巨人戦は八回途中2失点。そしてこの日も貧打に泣いた。
ここまで中日の得点はリーグ最少の45。17試合で5得点以上はたった3試合しかなく、1試合の平均得点は2・6とお寒い打線だ。
前日は九回2死二、三塁から、三塁へゴロを打った京田が執念のヘッドスライディングでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。ヒットが出ない打者たちは苦労をかけている投手へのアピールなのか、この日もヘッドスライディングを連発してユニホームを泥だらけにした。それぐらいしかできないほど重症だ。
キャンプ中、練習内容の件で朝倉コーチと衝突した大野。短気な一面もあるだけに、打てないバックに怒って爆発するのも時間の問題かもしれない。