鳥谷のエラー誘う激走 竜ドラ2京田は“真面目な松田宣浩”
高校球児さながらのヘッドスライディングで試合を決めた。
19日、中日のドラフト2位・京田陽太(23=日大)が阪神戦でサヨナラ勝ちのヒーローとなった。九回2死二、三塁の場面で打席が回り、3球目に打った打球は三塁線へ。俊足ルーキーの全力疾走に焦った鳥谷がファンブル。決死のヘッドスライディングでセーフになり、うつぶせのままガッツポーズを見せた。
お立ち台で「持ち味は足なので、しっかり全力疾走しました」と話したヒーローは、この日のスタメンで唯一の新人。奈良原内野守備走塁コーチは「脚力と打力は十分にある。あとは守備面。足を使わずに手で捕りにいってしまう。足をもっと生かしてミスを減らせば『走攻守』三拍子揃った選手になれる」と言う。その課題だという守備については、本人も自覚がある。
■「目指す選手は鳥谷さん」
春季キャンプ中は毎日、コーチからのアドバイスや自分が気になったことを日記につけ、寝る前と翌朝に見返した。中でも、森脇内野守備走塁コーチからの「金言」によって意識を変えられたという。