原因は「単調な投球」ヤンキース田中4連敗を評論家指摘
昨季は31試合で14勝(4敗)をマークしたヤンキースのエース右腕を攻略しようと、他球団が目の色を変えるのは当然のことだ。
「今季の田中は状態が悪いわけではありません」とは、JスポーツのMLB中継で解説を務める評論家の三井浩二氏だ。
「時折、変化球が甘く入ることはあっても、抜けたり、逆球になるケースはほとんどない。むしろ投球スタイルに問題があると思う。田中はレッドソックス相手(4月27日)に、わずか97球で完封して以降、投球が単調になる傾向がある。本人が理想とするツーシーム主体の投球で結果を残し、それに固執しているのです。相手打者に手を出させるためにストライクゾーンで勝負し過ぎて集中打を浴びている。相手は田中の投球パターン、配球をかなり研究しているだけに、ツーシームより直球の割合を増やすなど、スタイルを変えなければ、今後も厳しいマウンドが続くと思う」
田中が変えるべきは、投球フォームよりも頭の中身か。