原因は「単調な投球」ヤンキース田中4連敗を評論家指摘
ヤンキース・田中将大(28)が勝ち星から遠ざかっている。
31日(日本時間1日)のオリオールズ戦は5回3分の2を9安打7失点で5敗目(5勝)を喫した。三回には、メジャー4年目で500奪三振に到達しながら、自己ワーストの4連敗で、黒星は早くも昨季を上回った。
田中は「制球ミス。ストライクゾーンの真ん中に入ったのが、大きなケガ(失点)につながった。あしたから次の登板に向けてやっていくしかない」と話したが、これまでも調整は重ねてきた。
田中は連敗中、ロスチャイルド投手コーチと二人三脚で投球フォームを見直し、技術的な修正を図った。前回(5月26日)のアスレチックス戦では八回途中まで5安打1失点、自己最多の13奪三振と復調の気配を見せながら、またしても火ダルマになった。
田中が長いトンネルから抜け出せないのは自身の技術面に加え、他球団から徹底的に分析されたことも原因ではないか。
実際、同地区のライバルであるオリオールズは田中を徹底的に研究したのだろう。各打者とも田中の最大の武器であるスプリットを平然と見送ったり、低めのスライダーやツーシームを完璧に捉えるシーンが目立った。