貧打Gがすがる“最後の劇薬” クルーズ沈黙ならチーム崩壊
「クルーズの怠慢プレーに対するアレルギーは球団内に広がっている。当初は二軍で塩漬けにしておいて、他の外国人選手が故障離脱するなど緊急事態が起きた時の最後の“保険”のはずだった。それが、これまで13セーブと機能しているカミネロを落としてまで打線を強化するしかない状況に追い込まれた。この日、中井、山本、立岡といった二塁経験者がこぞって抹消された。こうなると、ライバルなきクルーズの天下。今季はキャンプから一応マジメにやっているとはいえ、本性を知っている現場は誰も信用していない。脅かす存在がなければ、いつサボリ癖が出てもおかしくはない。その前に期待の打撃でチームを上向かせて欲しいけど……」(チーム関係者)
二軍で本塁打王だった打撃で貢献できるならともかく、この日のような音なし状態が続けば、火種が爆発してチームは空中分解、今以上に悲惨状況になりかねない。この助っ人はもろ刃の剣である。