本塁踏み忘れ“幻の一発”に…オリ新外国人マレーロの正体
一発を放ちながらホームベースを踏み忘れるポカをやったのがオリックスの新外国人クリス・マレーロ(28)だ。
1日に入団発表を行って、9日に一軍昇格。同日の中日戦にスタメン出場したマレーロは、1点を追う五回無死一塁から左中間席へ特大の一発を放った。デビュー戦での一発に喜色満面でベースを一周したものの、つい浮かれ過ぎたか、ホームベースをまたぐようにして通過した。
中日のアピールによって現場を見ていた一塁塁審がアウトを宣告。記録は三塁打となり、一塁走者の生還だけが認められた。すでにベンチに戻っていたマレーロは、さすがにバツが悪そうな表情だった。
このマレーロ、06年のドラフト1巡目指名でナショナルズに入団。今季はジャイアンツの開幕ロースター25人に名を連ね、15試合に出場して打率・132、1本塁打、5打点。いとこのデベン(26)も12年のドラフト1巡目指名でレッドソックスに入団しており、素質というか持っているものはおそらく一級品。
この日のデビュー戦でも実力の片鱗は見せたが、抜けているところがあるのは間違いなさそうだ。