他球団が興味津々 不遇かこつ“元主力”3人が巨人を捨てる
最下位が迫ってきた5位に沈む巨人の選手が他球団に狙われている。FAの話だが、注目は横浜から巨人へFA入団して6年目の村田修一(36)だという。
昨季は打率.302、25本塁打、81打点の好成績。ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した。にもかかわらず、今季は新外国人のマギーに三塁のポジションを奪われ、ベンチに追いやられた。阿部が右膝を故障して離脱した今でこそ「一塁」で出場しているものの、あくまで阿部、マギーのサポートという役目ではモチベーションも上がらない。
28日に福島で行われたヤクルト戦は6番に入って3安打と気を吐いたが、それでも打率.252、4本塁打。7月早々には阿部が復帰する予定で、再びベンチに逆戻りすることが濃厚だ。
パ・リーグの編成担当者がこう言う。
「2度目のFA権を持っている村田は、仮に巨人で再契約しても年俸の大幅減は確実。07、08年の本塁打王を獲得した頃の長打力はないが、昨年は3割をマーク。何より三塁の安定した守備力は、各球団の評価が高い。3割近い数字を残してくれるなら、守れない三塁の外国人選手を補強するより、村田の方がよっぽどいい。さすがに今の2億円超の年俸というわけにはいきませんが、本人がカネよりチャンスと考えているなら、引く手あまたになるのは間違いありません」