他球団が興味津々 不遇かこつ“元主力”3人が巨人を捨てる
前出の球界関係者が続ける。
「08年にこんなことがあった。中継ぎとして43試合で6勝の好成績。それなのに年俸が600万円しか上がらなかった。西村は当時の清武球団代表に先発転向を直訴した。ズバリ、もっと給料を上げて欲しいからです。その後に原監督にも配置転換を訴えるなど、思い詰めたら突っ走る性格。年俸はセーブ王獲得時の最高1億8000万円から年々減少し、今季は7800万円。救援投手に苦しんでいるチームは多いから、実績のある抑えはどこも欲しいでしょう。例えば強力打線でセを独走している広島だって救援陣は脆弱。西村は広島の広陵高出身です。人的補償が発生しないCランク選手なのも人気に拍車を掛ける。昨季中に海外FA権も取得していて、実はメジャーで注目している球団もあるんです」
■10勝10敗でも人気
FA権行使が注目される投打の2人だけではない。こちらは「トレード要員」として注目されるのが、この日先発し、4回4失点でKOされた大竹寛(34)である。高橋由伸監督(42)は試合後、「もったいない失点の仕方? 同じようなことを聞かれ、同じようなことを答えている感じだが、四球はもったいないよね」と突き放した。