ケガ人続出 10連敗ヤクルト“リハビリ部門”テコ入れ急浮上
12日の巨人戦に敗れて10連敗したヤクルトでテコ入れが検討され始めている。コンディショニング部門にメスを入れるというものだ。
今季はケガ人が続出。川端、畠山、雄平、大引と主力が故障し、投手は館山、抑えの秋吉らが二軍調整中で、バレンティン、中村、小川も一時離脱した。二軍選手も含め、多数の選手がリハビリを強いられている。
一軍はもちろん、二軍にもしわ寄せが来る。11日のロッテ戦(イースタン)では二塁に捕手の井野をスタメン起用。先発が不足し、中継ぎの徳山が2試合連続で先発する異例の事態が起きている。野手は12人がベンチ入りしたが、内野は川端、グリーン、谷内の3人だけ。急きょ、育成契約したブルペン捕手の新田が二塁を守った試合もあり、選手たちも「さすがにヤバイ」と口にする。ヤクルトOBが言う。
「リハビリの管理体制に問題がある。プレー中の骨折など未然に防げないケガも含め、ヤクルトは復帰までに時間を要する選手が多い。万全な状態で復帰できるようにとの考えがあるようだが、調整中に症状が悪化するなど、リハビリの手法自体を問題視する声もある。担当者と選手とのコミュニケーション不足も懸念されています」