借金20に猛抗議 いよいよ始まる燕ファンの真中監督降ろし

公開日: 更新日:

 衝撃的な敗戦にベンチの真中監督は呆然と立ち尽くすしかなかった。

 7日の広島戦。8―3と大量5点リードで九回を迎えた。チームは5連敗中。マウンドには、新守護神に任命したばかりの小川を送った。石橋を叩いて渡るような采配がしかし、裏目に出た。

 先頭のバティスタに一発を浴びると、1死後に菊池にもソロ本塁打を被弾。2死から松山に適時打を打たれ、最後は一、三塁から代打の新井に逆転3ランをバックスクリーンに突き刺された。

 試合後、三木ヘッドコーチに肩を抱かれ、無言のまま引き揚げた小川はもちろん、指揮官にとってもショックの大きい敗戦だ。報道陣に囲まれ、「調整の難しさはあるけど、いいピッチャーを後ろに回して、勝負にいっているわけだから」と話した通り、主力に故障者が続出する最悪のチーム状態の中で、「ストッパー小川」は、唯一にして最大の勝負手だった。それが、守護神としての初登板で余りに深い傷を負ったのだ。

「先月21日のヤクルト本社の株主総会で、株主から『監督の采配がなっていない。執行部はこのままでいいのか』と真中監督の責任を追及する声が上がった。それでも、本社、球団首脳の真中監督に対する信頼は揺らいでないものの、ファンからの批判が大きくなれば、球団内の雰囲気も変わってくる。それほど大きな敗戦だとは思う」(チーム関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり