福留&鳥谷頼み卒業へ “若虎”高山がベテランを追いやる日

公開日: 更新日:

 2位で前半戦を終えた阪神は首位広島に8ゲームの大差から優勝を狙うべく、後半戦から新外国人のロジャース(パイレーツ3A)とベテランの西岡が一軍に合流予定。起爆剤としての期待が高まっている。

 ただ、生え抜きの主力選手を育てるという大命題を抱える金本阪神にとって、この2人はあくまで、“前菜”というか、勝つ確率を上げるための一時的な応急処置でしかない。

 “主菜”になるのは向こう10年、中軸選手として働くことができるイキのいい若手。10年前の鳥谷のような存在である。今の阪神では、金本監督が自らドラフト戦略に関わって獲得した、昨年のドラフト1位の高山、今年のドラフト1位の大山(白鴎大)が「2大候補」といえるだろう。

 とはいえ、乗り越えなければいけない壁は高い。高山にとっては、左翼にコンバートされた福留であり、大山にとっては三塁を守る鳥谷ということになる。今の阪神における主力中の主力だ。

 ライバルもいる。12日の中日戦で4番に座った高卒7年目の中谷がチームトップの9本塁打を放ち、高卒12年目で「守備の人」だった大和は打率.293とバットでもアピールしているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…