もう稽古再開 焦る稀勢の里を待つ怪我の連鎖と「引退」
稀勢の里は7月場所前、横綱審議委員会から「本場所を休んででも、稽古と治療に専念を」と忠告され、今回も「万全でなければ9月場所は休んでもいい」と、2場所連続で休場を勧められた。
それを当の本人は「休んで良くなるものならば休んでいる」と、断固拒否。しかし、実際は見ての通りだ。
復帰を焦れば焦るほど万全の状態から遠のくばかりか、体はボロボロになる。本来は弟子の無理にストップをかけるべき田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)も、「巡業に出て(体の状態を)戻した方がいい」と逆に尻を叩く始末だ。
強行出場で3場所連続途中休場となれば、次に待つのは「引退」の2文字だけだ。