本音は3本柱で虎退治 巨人に広島戦捨てられないジレンマ
4位巨人が7ゲーム差の2位阪神を8日から東京ドームに迎え撃つ。巨人のチーム関係者は、「今は借金(4)返済と(3位以上の)CS狙い。現実的に阪神と(3位)DeNAとの直接対決が重要だが、伝統的に夏に落ちてくる阪神叩きが特に大事」と腕をぶす。
今季の対戦成績は7勝6敗とほぼ五分。阪神とは12試合を残すが、9勝3敗では6ゲームしか縮まらない。単純計算で10勝2敗なら8ゲーム詰められる。阪神とは25日からも3連戦が組まれているだけに、集中的に叩きたいところだ。先陣は今季の阪神戦2勝1敗の虎キラー・マイコラスが切る。
「マイコラスをどこかで一度中4日で投入すれば、2週間後の阪神戦でも使える。現在、12勝の菅野、9勝の田口の防御率1、2位コンビが週末のカードで登板しているため、マイコラスを阪神戦に回せば、先発『3本柱』を同時に投げさせられるのです。しかし、高橋由伸監督にそれができるかどうか。飲酒暴行トラブルにより山口俊が離脱した7月終盤のDeNA戦でも同時投入が検討されたが、結局3戦目に大竹を突っ込んで、マイコラスを次の広島戦に回した。一方的に負け続ける首位相手に完全“裏”ローテで臨むことができず、大竹の試合も広島戦に温存したマイコラスの試合も負けましたから」(チーム関係者)