沢村が二軍戦登板も…巨人が中継ぎ補強で狙う中日・谷元
先月31日に日本ハムから金銭トレードで中日に移籍したばかりの谷元圭介(32)が6日、巨人打線を抑えた。
デビュー戦となった4日の試合は1回1失点だったが、この日は1点リードの八回に4番手として登板。1イニングを無失点に抑え、移籍後初ホールドを挙げた。
日本ハムの選手として監督推薦で先月の球宴に出場。オールスターに出場した選手がシーズン中にトレードされるのはNPB初の珍事だったが、新天地の中日では、早くも勝ちパターンのセットアッパーを任される。167センチ、72キロと小柄ながら、最速150キロのキレのいい直球が武器。これに垂涎の的なのが巨人だという。
「ここ3年は50試合以上に登板し、今年6月に国内FA権を取得。経験豊富で球宴に出るほどのセットアッパーはどこだって欲しいだろうが、勝利の方程式がマシソン、カミネロの2人しか固定できず、六、七回の中継ぎ陣に苦しんでいる巨人の評価が特に高い。左腕のコンディション不良で離脱している山口鉄也は、長年の勤続疲労の影響とみられ、今後アテにはできない。この日、二軍戦で5カ月ぶりの実戦登板を果たした沢村もそう。中日へ移籍する前から日本ハムの谷元、宮西ら、補強ポイントのセットアッパーは、巨人の調査対象だった」(球界関係者)