去就未定は消化不良の証しか “神の左”山中慎介の複雑胸中
天を仰いで元王者は何を思う――。
15日に挑戦者のルイス・ネリに4回TKO負けし、V13目前でWBC世界バンタム級の王座から陥落した山中慎介(34)。一夜明けての会見では「勝てば引退も考えていた」と、悔しさをにじませた。
今後の去就は未定としたが、所属する帝拳の本田会長は「再戦しかない」と鼻息も荒い。「ダメージはなかった」と言う山中にとって、プロ初黒星がセコンドのストップでは消化不良もいいところ。ネリとの再戦が、「神の左」のラストマッチとなりそうだ。