ロシアW杯に導く先制弾 FW浅野の意外な素顔を母親明かす
日本の快足FW、浅野拓磨(22=ドイツ1部・シュツットガルト)の左足が歴史を覆した。
オーストラリア戦の前半41分、DF長友のクロスに絶妙なタイミングで反応。ディフェンスラインの裏に抜け出し、左足で合わせてゴールネットを揺らした。
日本は昨年9月1日の最終予選初戦でUAEに敗れて黒星発進。W杯出場確率0%のデータを自らの先制弾でひっくり返した浅野は、「長友選手がいいボールを送ってくれた。それをずっと狙っていた。すごく気持ちが良かった」と、してやったりの表情だった。
サッカージャーナリストの元川悦子氏が言う。
「とにかく折り目正しい好青年です。ドイツ取材で練習場に行くとファンサービスを済ませたあとに彼の方から気さくに近寄ってきてくれ、いつもそうですが、背筋を伸ばして誠実に質問に答えてくれます。(16年8月に移籍した)ドイツ1年目は、生まれて初めての一人暮らしが心細くてしょうがないと、『(三重県の実家に住む)家族とスカイプばかりやって寂しさを紛らわせてます』と照れくさそうに話してくれたのが印象的。家族愛が強く、両親ときょうだいのために頑張ります! というのが口癖です」