打撃不振だけじゃない 日ハム中田翔“ゲッソリ”の真相
「最近、なんかゲッソリしてない?」「飯もノドを通らないらしいよ」
このところ、日本ハムの選手が寄ると触ると、こうヒソヒソやっているそうである。彼らの視線の先にいるのは、主砲の中田翔(28)。チームの中心でふんぞり返っていた4番打者が、声をかけるのもためらわれるほど、落ち込んでいるというのだ。
6日現在、打率.209、16本塁打、62打点。打率はリーグの最下位に沈み、開幕から不振を極める打撃は、9月に入っても上向く気配がない。
今年は3月のWBCから働きづめ。さすがに、「今年はホンマにしんどい。体重もちっとも増えんし、もうヘトヘトや」と、口を開けば弱音が出るという。自身の成績は振るわず、チームもBクラス。自力CS出場の可能性もとうに消滅しているとあっては、ゲッソリするのも無理はない。
「そこへ持ってきて、つい先日、一部スポーツ紙が『阪神、中田FA争奪戦に加わらず 球団首脳が明言』と報じた。国内FAを取得した今季、オフには阪神入りが既定路線で本人もその気になっていた。今季の成績が成績だし、阪神は金本監督の超変革路線で若手育成に注力している。宣言して本当に阪神が手を挙げるのか、という声があっても、中田は大して気にしてないようだった。それが、争奪戦撤退の報道でしょ。しかも、球団首脳が明言した、と。球団首脳といえば、オーナーか球団社長を指すのが普通。それくらいのことは中田も分かる。すっかりしょげ返っているようなのです」(日本ハムOB)