交代望んだのは金本監督 阪神・掛布二軍監督退任のウラ側

公開日: 更新日:

「球界では、早い段階で辞めることになると噂されていました」

 放送関係者がこう言った。10日、阪神掛布雅之二軍監督(62)が、今季限りで退任すると発表されたことに関してだ。

「金本監督の方針と相いれない部分があったそうです」と前出の関係者が続ける。

「金本監督は若手をいわば『子供扱い』する。一人前にするには明確な育成プランを掲げて、強制的にやらせるものはやらせる。キャンプメニューしかり、シーズン中の若手のウエートトレしかりです。一方、掛布二軍監督は若手でも『大人扱い』する。指示待ち人間になるのではなく、自分自身が考えて課題を見つけて取り組み、成長してほしい、その手助けをしますよというスタンス。試合後も日が落ちるまで打撃指導するなど熱心なのですが、だからといって二軍では一日のメニューをビッシリ決めてやらせることはしなかった。要は手法が違う。結果的に、金本監督が交代を望んだといわれています」

 この日、二軍本拠地の鳴尾浜には朝から大勢のファンが殺到。試合開始は昼の12時半だったが、午前10時すぎに入場規制がかけられる異常事態になった。球団はアドバイザー的な役職を用意しているが、今季限りで伊東勤監督(55)が退任するロッテが来季監督候補に挙げている。ミスタータイガースのタテジマのユニホーム姿は、間もなく見納めになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…