中日に連敗し4位転落…巨人CS進出は2位阪神の“思惑”次第
3位巨人は19日、5位中日に2―10と大敗。再び4位に転落した。残り10試合で何とか3位に滑り込み、クライマックスシリーズ(CS)出場を狙う巨人がさらなるピンチである。
「20日対戦する2位阪神に命運を握られているのも同然ですからね」とは、さる球界関係者。
単独3位に浮上したDeNAは残り10試合中、阪神と5試合も残している。対する巨人は阪神と3試合。阪神は巨人に8勝12敗2分けとやられていて、DeNAには13勝7敗と大きく勝ち越している。得意、不得意がはっきり分かれる中、「CSファーストステージの相手を阪神の金本監督が決められる」というのだ。
「阪神は3位に5.5ゲーム差でほぼ2位を確定させている。2勝すればいいファーストステージは菅野、マイコラス、田口と絶対的な先発3本柱を持つ巨人が有利なのは間違いない。阪神にとって、相手が巨人かDeNAかでは大違い。金本監督はできることはやるはずです。巨人との残り3試合はガチンコ勝負で、できれば4位に沈めたい。そしてDeNAとの5試合はわざと負けることはないまでも、12勝5敗でエース格となっている秋山を回避させたり、若手中心のメンバーで臨む可能性が指摘されています」(前出の関係者)