中日に連敗し4位転落…巨人CS進出は2位阪神の“思惑”次第
そんなことをされたらもちろん、巨人は困る。DeNAとの直接対決はすでに終了。自軍が勝つのは前提として、競り合うDeNAには負けてもらう必要がある。巨人は阪神に「DeNAを倒してくれ」と声援を送るだろうが、一方の阪神からすれば、DeNAとの残り試合をバカ正直に戦って巨人を利することだけは避けたいとの思惑もある。
「20日の巨人―阪神戦は菅野と秋山のエース対決。その後、24日から29日までのDeNAとの5試合は秋山を温存し、中9日、もしくは中10日で30日か10月1日の巨人戦に登板させるプラン。3位争いが最後までもつれた時、高橋由伸監督はこれを警戒している。メッセンジャーが故障離脱している今、秋山以外の投手でDeNAとの5試合を戦われたら阪神の全敗だってあり得る。阪神にはこの2人以外に規定投球回数に達している先発がいない。もちろん5.5ゲーム差だから、DeNAに抜かれないように“調整”はするだろうが、阪神に命運を握られる由伸監督は嫌な感じでしょう」(別の球界関係者)
とはいえ、巨人は56年ぶりとなる同一チームに3試合連続完封負けという惨事を免れるのがやっと。5位中日に連敗しているようでは、阪神うんぬん以前の問題かもしれない。