球団内に入札容認論 巨人“清宮1位指名”が菅野に飛び火
「それでも、巨人が清宮を1位指名するということは、従来の方針から転換するということ。少なくとも周囲にはそういう印象を与える。実際、球団の中には、『ポスティング制度が定着し、選手をお金で売るという当初のイメージはなくなりつつある。巨人だけ認めないという姿勢は時代に合わない』という容認派が少なくない。最終的には渡辺主筆の判断になるのだろうが、清宮は巨人が待望するスター候補の長距離砲。ポスティングに関する球団の姿勢がマイナスになるなら、渡辺主筆も軟化すると読売関係者もみている。ただし、そうなったらそうなったでチーム内に大きな波紋を呼ぶでしょう。例えばエースの菅野のように、巨人にもメジャー予備軍がいるわけですから」(チーム関係者)
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入団5年目を迎えた菅野智之(27)は今季ここまで、リーグ1位の16勝(5敗)、防御率1・64をマーク。球団史上ワーストの13連敗を記録するなどズタボロのチーム状態をものともせず、リーグトップの6完投4完封をマークするなど、日本球界では敵なしになりつつある。日本のエースとして臨んだ3月のWBC準決勝では、年俸総額100億円超の強力米国打線を相手に6回3安打1失点(自責点ゼロ)。ある米スカウトが、「即戦力の投手としては大谷(翔平=日本ハム)以上の評価をしている」と言うように、メジャーからも注目されている。