そういう状況の中、アマ時代からメジャー志向があるといわれる菅野が海外FA権を手にするのは、早くても4年後の2021年、32歳になる年まで待たなければいけない。清宮の1位指名を契機に巨人がポスティング容認に舵を切ることになれば、エースのメジャー挑戦希望を刺激する可能性が大だ。伯父である原辰徳前監督がチームを去り、5年間で60勝を挙げてエースの役目を果たした菅野が、次のステージに視線を向けるのはむしろ自然なことだろう。後に続く若手選手も出てくることが予想される。
巨人の「清宮1位指名」は、チーム内にさまざまな波紋を呼びそうだ。