千秋楽秒殺を朝青龍が揶揄…豪栄道V目前で急失速の原因
豪栄道は支度部屋で「相手が上だったということ」と話したが、最弱大関が何をか言わんや、である。
その点、9回目の優勝を果たした日馬富士は、極めてメンタルが強い。優勝インタビューでは「今日の一番に命をかけて、全身全霊で相撲を取った」と話したのも、決して誇張ではない。日馬富士は両ヒジ、両ヒザ、両足首に加え、左右の腰にも慢性的な痛みを抱えているが、それでも土俵上では顔色一つ変えない。4横綱の中では唯一の4場所連続皆勤。今場所は11勝4敗と低レベルの優勝ながら、1人横綱としての責任を果たした。
「いつか、これがあったから良かったと言えるようにしたい」
と、国技館を後にした豪栄道。少なくとも、今場所の体たらくは語り草になること間違いなしだ。