3番手降格も ヤ軍田中最終登板で問われる元エースの真価
ヤンキース・田中将大(28)のレギュラーシーズン最終登板が29日(日本時間30日)のブルージェイズ戦に決まった。
当初の予定では、27日のレイズ戦だったが、ジラルディ監督はポストシーズンを見据えてローテーションを変更。27日は田中に代わって、サバシアと並ぶチームトップの13勝(6敗、防御率3.03=26日現在=以下同)をマークする右腕セベリーノが登板。
チームは1ゲーム制のワイルドカードゲーム進出が濃厚なため、指揮官は負ければ後がない試合のマウンドを最も安定感のあるセベリーノに託したのだ。ポストシーズンはセベリーノ、今季途中アスレチックスから移籍の右腕グレイ、田中の登板順となる。
今季の田中は3年連続で開幕投手を務めながら、ここまで35被弾、100失点はチームワースト。「先発3番手」まで評価は下がったが、田中にとってレギュラーシーズン最終戦は汚名返上の絶好の機会でもある。
今季残り5試合で首位レッドソックスとは3ゲーム差。レッドソックスは今季最終カードに西地区首位のアストロズとの4連戦を残している。宿敵次第ではヤンキースが逆転での地区優勝も可能だ。
田中はチームに5年ぶりの地区優勝をもたらすためにも、今季最終登板は元エースとしての内容が求められる。