内村航平が予選で負傷し棄権…世界体操個人7連覇ならず

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 絶対王者が勝負を前に故障に屈した。

 体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)が2日(日本時間3日)に開幕。初日のこの日は男子予選が行われ、個人総合7連覇が懸かっていた内村航平(28)が3種目を終えたところで足のケガのため棄権した。

 白井健三ら他の日本勢と共に予選3班で演技を開始した内村。1種目目のつり輪で14.000点をマークし、まずまずのスタートを切ったが、2種目目の跳馬の着地の際に足を負傷。3種目目の平行棒は実施したが、演技後に競技続行を断念した。

 個人総合連覇を達成したリオ五輪後にプロに転向。年齢的な体力の衰え、度重なる故障もあり、今季は代表入りを不安視されながら、4月の全日本選手権、5月のNHK杯を制して、国内では実力の違いを見せつけた。

 その一方で、体操関係者の間では「限界説」もささやかれていたのも事実。20年東京五輪ではエースとして個人、団体の連覇を期待されるが、今回の足の故障は選手生命を左右しかねない。

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