吉田も輩出の名門蹴り 18歳・須崎優衣「早大入り」の勝算
■「負けない自信はあります」
須崎が練習場所に選んだNTCでも十分にレベルアップは可能。豊富なトレーニング施設はもちろん、専門家による栄養指導を受けられる上に、練習相手にも困らない。NTCでは須崎の後輩でもあるJOCエリートアカデミーの選手たちが汗を流しており、練習の質、量とも確保できるからだ。
東京を拠点にすれば、男子の強豪である自衛隊体育学校や拓殖大の選手とのスパーリングで、日常的に強化も図れる。自分より上背もあり、体重もある男子を相手に練習すれば、かつての伊調がそうだったように、パワーとスタミナも養える。
自身の進路選択を確信しているのだろう。須崎は「自分も十分に練習しているので、負けない自信はあります」とキッパリと言い切った。
至学館大の副学長でもある「霊長類最強の女」吉田沙保里に“ケンカを売った”須崎の選択は果たして。