若返りと村田切り 巨人それでも“30億円補強”の愚かな中身

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 そこで巨人は、ゲレーロより安い今季32発のバレンティンに乗り換える可能性が高まっている。こちらの今季の年俸は3億3000万円だ。

「一発はあるが、今季の打率は.254。ヤクルト残留ならダウンで単年契約でしょう。しかし、現状維持か年俸3億円前後でも、本人が重視する2年以上の複数年契約なら、万々歳でサインをするとみられます。巨人なら楽勝でしょう」(ヤクルト球団関係者)

■調査対象はほとんど30代

 それに加え、昨オフに史上初の同時3人獲得で、総額30億円を投入したFA補強は今オフも行う。

 来季のメジャー復帰を視野に入れているスコット・マシソン(33)の流出に備え、救援投手を狙う。西武牧田和久(32)、日本ハム増井浩俊(33)、同・宮西尚生(32)、中日谷元圭介(32)らが調査対象だ。

「巨人のFA補強リストのトップに名前が載る牧田はメジャー志向との情報がある。マシソンの代わりなら、150キロを超えるパワー系の増井が浮上する。今季は抑えで6勝1敗27セーブとバリバリの守護神。一方で昨季は先発として10勝3敗。両方に対応できる使い勝手の良さが評価されている。巨人は勝利の方程式の再構築がカギだが、先発3本柱の一角、14勝のマイコラスに古巣のレンジャーズが興味を持っていると米国で報じられている。畠を加えた先発4人以外が脆弱で、それが貯金を食いつぶした。FA1年目に不祥事を起こした山口俊、はり治療の施術ミス問題で肩痛を抱える沢村にメドが立たない以上、巨人はFA補強で穴を埋めるはずです」(前出の球界関係者)

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