交渉権は日ハム 清宮は中田翔に代わって来季“開幕一塁”か
一塁しかできない守備も、こと日本ハムにおいては利点になる。
ある球団OBは「来季の開幕戦、一塁のスタメンは清宮で決まりでしょう。将来4番に座る可能性をもったスター候補。栗山監督も1年目から使う気満々、2月にアリゾナで行う一軍キャンプにも連れて行く可能性が高いといわれていますから」と、こう話す。
「一塁は中田翔(28)の定位置だが、今季は16本塁打、67打点、打率.216。4番としての役割を果たせないばかりか、結果が出ないとベンチの手すりや地面にバットを叩きつけて暴れる、若手を連れて朝まで飲み歩くなど素行も問題視されている。グラウンド内外でチームに悪影響を及ぼしているだけに、球団も処遇に頭を抱えていた。けれども、清宮を獲得できるとなると、そんな中田からポジションを奪う絶好の機会であり、口実になりますからね」
問題は国内FAを取得した中田の処遇だ。成績が成績の上、2億8000万円の高年俸も、他球団を足踏みさせているという。「仮に中田がFA宣言をして他球団に移籍しなければ、契約更改で年俸を大幅にダウンさせた上でトレードに出す方針」(前出のOB)ともいわれている。