出遅れ松山英樹 パット不調は全米プロ敗戦のトラウマか?
田原紘プロは「打ち方よりもラインの読み方に問題がある」と指摘する。
「最近の松山の打ち方は悪くないけれど、メジャー優勝に最も近づいた今年の全米プロで肝心なパットを外したというトラウマが残っているように思える。入れてやろうではなく、外しちゃいけないという意識が強くなれば自然とライン読みは深くなる。2メートル以内のショートパットなら、カップの縁ではなく内側を狙わなければいけない。ところが、少しでもラインを深く読んで、ボール半分がカップをのぞいても、気合が入ればカップを抜けたり、クルッと回って出てしまう。ボールの6割がカップをのぞいても出てしまうこともある。パットは度胸七分、技三分といわれ、ラインを浅く読まなければショートパットは入りません」
ホールアウト後に、「パットが良くなく、ショットもうまく打てない。こういうスコアも仕方ない」と反省したが、強気のパットができないかぎり上位浮上は難しい。