Vキムに1打及ばず 池田勇太に「数字以上の実力差」と苦言

公開日: 更新日:

 評論家の宮崎紘一氏がこう指摘する。

「勝ったキムと2位池田との差はたった1打ですが、数字以上に実力差は開いている。キムは188センチ、105キロと体格に恵まれた飛ばし屋ですが、飛ばすだけでなく風に影響されにくいスリークオーターのパンチショットでコースを賢く攻めていた。風の読みなどコンディションが悪くなったときの技の引き出しが多く、適応力に優れていた。おそらくキムの最終目標は日本ツアーを足掛かりに米ツアーで戦うことだと思う。だからアジアなど世界各地で経験を積んで、悪条件のなかでもゴルフをしてきた。するとプレーも謙虚になり、ミスに慌てない忍耐力が身に付く。いっぽう池田はクラブを振り回して、ミスするとふてくされるなど態度にすぐ出る。風の中ではごまかしがきかない。風が吹けばスコアが悪く、天気が良ければスコアが良い、では世界で通用しない。池田は日本ならそこそこやっていけるけど、海外でダメなのが3日目の成績でよくわかる」

 日本ツアーはかねてぬるま湯だと指摘されている。ラフは短く、ピン位置もやさしい。少しでも設定を難しくすると選手からクレームが出るという。全盛時代の尾崎将司ですら「風が強いから全英オープンには出ない」と悪コンディションを避けていた。

 そんな体質の日本ツアーにどっぷりつかっていては悪条件に耐えるゴルフは当然身に付かない。

 忍耐強く我慢のゴルフができるキムに、日本選手は見習うべきところが多いはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 2

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  1. 6

    川﨑春花5試合連続欠場の裏で…たぶらかした不倫キャディーが男子開幕戦から追い出された

  2. 7

    渋野日向子に「心の問題」か…ホステスプロとして好発進も、所々で集中力を欠くショット

  3. 8

    国内組にも学んでほしい スイングやスタッツよりも大事なモノ…米挑戦組との間に力の差を感じた

  4. 9

    タイガー・ウッズがトランプ大統領と「家族」になる日…下半身醜聞から15年、新たな熱愛報道

  5. 10

    今年は「フジ問題」のおかげでちょっぴり楽…全米女子OP予選会受験者の本音

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ