右足首靱帯損傷で欠場の羽生結弦 五輪連覇へ抱える“爆弾”

公開日: 更新日:

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22)が右足首靱帯損傷で、10日開幕のグランプリシリーズ第4戦のNHK杯(大阪)を欠場。スケート連盟を通じて「今後、治療に専念し、全日本(選手権)に向けて頑張る」とコメントした。

 9日の公式練習中、転倒した際に負傷、大阪市内の病院で「右足外側靱帯損傷」と診断された。

 全治は不明。五輪の代表最終選考会となる全日本選手権(12月21~24日=東京)への出場は微妙だが、世界選手権3位以内の実績のある選手がケガや病気で欠場した際の救済措置が設けられている。そのため来年2月の平昌五輪に間に合うようであれば、代表入りは確実だ。

 しかし、仮に五輪に間に合ったとしても、バットン(米国)以来となる66年ぶりの連覇への道のりは険しいと言わざるを得ない。

 羽生の右足は古傷というか、“持病”のようなもの。一昨年には練習中に右足首をねんざ、2週間ほど休んだ。今年9月には右膝も痛めた。ジャンプはすべて右足で着氷するだけに、かかる負担や負荷はとてつもなく大きいのだ。

 羽生は現在、右足に体重をかけるだけで激痛が走り、とてもじゃないが滑れる状態ではないという。そんな右足を完治させたうえで、なおかつ大きな負荷に耐えられるだけの状態にしなければならない。

 平昌五輪の開幕まで3カ月を切った。残された時間は短い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…