今度は江越が両打ち挑戦 虎金本監督の“次の標的”は誰だ
「簡単じゃないですね」
汗ビッショリでこう言ったのは、阪神秋季キャンプに参加中の大卒3年目・江越(24)。17日、自身初となる左打ちに挑戦。慣れない左打席に四苦八苦だった。右打ちの大和を今季から両打ちに転向させた金本監督の発案で、同監督は「左の方がいいスイングをしている」と目を細めた。
この江越、金本監督の就任当初は「期待の若手」として名前が挙がっていたが、今季はわずか28試合出場。「三くだり半」を突きつけられかねない状況だ。
金本監督は大和に両打ちを挑戦させた際、「中谷や原口の三塁(構想)と同じような考え方で、可能性を見いだして」と言っていた。守備走塁は一級品も打撃力不足でレギュラーに定着できない現状を打破させるのが目的だった。
金本監督は育成においてなるべく「限界」を設定したくない。今オフは三塁が本職で成長株の大山が二塁、遊撃に取り組んでいる。
「江越に限らず、伸び悩んでいる北條や高山ら若手もそのうち、両打ちにさせられるんじゃないか」(放送関係者)
という話も、冗談に聞こえない。