侍J稲葉監督が明かした初陣采配の“自己採点”と課題
16日のアジアプロ野球チャンピオンシップ・韓国戦でサヨナラ勝ちし、初陣を飾った「稲葉ジャパン」。4時間半に及ぶ熱戦から一夜明けた17日、チームは次戦の台湾戦(18日)に備えて約2時間、汗を流した。
練習後、「(韓国の)左バッターの対応が良かったので、左投手をもっと早くブルペンで準備させて相手の流れを止めるべきだったというのは反省点」と振り返った稲葉篤紀監督(45)は、現役時代から「自分にも他人にも厳しい」と評された。大会前の全体ミーティングでは、「グラウンドにツバを吐くな」と野球人としての立ち居振る舞いについて説いたという。
そんな指揮官の印象を選手に聞くと、西武の山川穂高(25)は「優しい監督という印象で、厳しさは感じませんでした。ベンチの雰囲気も良く、(DeNAの)桑原や(ソフトバンクの)甲斐みたいに、普段から自チームで声を出している選手が多いので、みんな自然と声が出ていた」と言う。
一方、DeNAの桑原将志(24)は「のびのびやれる雰囲気をつくってくれた」としたうえで、「自分にも選手にも厳しいというのは感じましたね。立ち居振る舞いとか野球に対する姿勢とか、選手に求めるもののレベルが高いなと思った」と明かした。