貴ノ岩と面会できるか 旭鷲山来日の裏に朝青龍との“暗闘”
「シュウは何しに日本へ?」――。横綱日馬富士(33)による貴ノ岩(27)への暴行事件に、モンゴルから来日して割って入った元小結旭鷲山(44)。25日、福岡県田川市の貴乃花部屋を訪れ貴ノ岩と面会するというが、“シュウ”を古くから知る相撲関係者は半信半疑だ。
元旭鷲山がモンゴル人力士のパイオニアであるのは事実。21日に来日し、民放各局をハシゴして今回の騒動が母国でどう報じられているかなどについて解説してきた。そして23日午後6時、元旭鷲山のもとに貴ノ岩本人から「バトバヤル(旭鷲山の名)のお兄ちゃん、何があったか全部話します」と電話があったという。その後、元旭鷲山はフェイスブックを更新し、「日馬富士に40~50発殴られた」「片方の耳が聞こえなくなり、今も聞こえにくい」などと貴ノ岩に打ち明けられたことを明かした。
相撲協会が所在をつかめぬまま雲隠れを続けている貴ノ岩から直接電話があっただけでもビックリだが、元旭鷲山はきょうにも貴ノ岩と面会し、今回の経緯について洗いざらい表舞台でブチまけるよう説得するという。もっとも、古くから元旭鷲山と付き合いのある相撲関係者は「見えを張ってしまってシュウは大丈夫なのか……」と案じる。