親方とモンゴル勢の板ばさみに…貴ノ岩は今後どうなる?
暴行事件の「加害者」は土俵を去った。では、「被害者」は今後、どうなるのか。
事件発覚以降、一度も公の場に姿を見せていない貴ノ岩。
11月場所中は貴乃花親方が福岡の宿舎内から一歩も出さず、現在もどこかにかくまわれているという。
すでに貴乃花親方は、次の1月場所も貴ノ岩を全休させることを示唆している。11月場所の番付は前頭8枚目。全休は全敗扱いとなるので、1月場所は十両転落が確定している。そのうえ1月場所も休場となれば、幕下からの出直しを余儀なくされる。
モンゴル事情に詳しいタニマチ筋は「気がかりなのは、番付よりも本人の精神状態です」と、こう話す。
「貴ノ岩が師匠の『他の部屋の力士とは仲良くするな』との方針で、モンゴル勢と距離を置いていたのは事実。ただ、それでも本人はどちらかといえばモンゴル寄りです。事実、日馬富士には目をかけられ、同郷の後輩力士と飲みに行くこともありましたからね。いわば、親方とモンゴル勢の板ばさみにあっている」