親方とモンゴル勢の板ばさみに…貴ノ岩は今後どうなる?

公開日: 更新日:

 暴行事件があったのは10月26日の未明。日馬富士が会見で「貴ノ岩が(その日の鳥取巡業中に)謝罪に来て、握手をした」と話したように、その光景は何人もの関係者が目撃している。

 もし、貴ノ岩がモンゴル勢と断交していたのなら、「加害者」に謝る必要などない。謝罪したということは、貴ノ岩も日馬富士が指摘した「礼儀と礼節」について、思うところがあったからに他ならない。

貴乃花親方によれば、貴ノ岩は協会の調査に応じられないほど体調が悪いという。しかし、暴行を受けた7日後の市長訪問などの姿を見る限り、とてもそうは思えない。横綱審議委員会の北村委員長が『親方の意思と関取(貴ノ岩)の意思は一致しているのだろうか。親方が成り行きを決めていいのか……』と話していたように、貴ノ岩がこの展開を望んでいたかは疑問が残る。貴乃花親方はノイローゼを理由に、貴ノ岩を再び入院させようと画策したという話も聞いている。貴ノ岩は自身がきっかけで日馬富士が引退し、結果としてモンゴル軍団の恨みを買った。さらに軟禁生活が続くとなれば、本当にノイローゼになってもおかしくない」(前出のタニマチ筋)

 親方の犠牲となってしまうのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…