評議員を激怒させた 貴乃花親方の変節と裏金顧問との関係
「貴乃花親方(45)は理事会直前になって態度を変えた。やるべきことはやっていると自分の正当性をアピールしたつもりでしょうけど、それならなぜ、これまでやるべきことをやらなかったのか、自ら職務放棄を認めたようなものだと、評議員たちはアキレると同時に激怒しています」
こう言うのはある親方だ。
貴乃花親方は理事会前日の19日夜、協会に弟子の貴ノ岩(27)ともども、聴取に応じる姿勢を示したばかりか、これまで親方でひとり拒んでいた誓約書も提出。理事会当日は自分は巡業部長としての務めを果たしている、批判されるいわれはないなどと言い訳する文書まで出席者に配布した。
協会に刃を向け続ける貴乃花親方に対し、執行部の怒りや不満は募る一方。理事解任どころか部屋の閉鎖を示唆する声もあっただけに、大慌てで弁明、保身を図ったつもりだろうが、そうやって態度を急変させたことが受け入れられるどころか、むしろ評議員たちの逆鱗に触れたというのだ。前出の親方の話。
「28日には臨時理事会だけでなく、評議員会も開催される。危機管理委員会が評議員たちに今回の日馬富士暴行事件の報告をするのですが、評議員たちの貴乃花親方に対する怒りがハンパじゃないのです。理事という要職に就きながら職務を放棄したばかりか、反省のかけらもない。それどころか自分に落ち度はないと開き直っているわけですからね。評議員会はあらかじめ予定されていたこととはいえ、彼らの方が開催に積極的だったともいいます。それだけ怒りは強いのですよ」