弟子がジャージで銀座闊歩 貴乃花親方は指導力不足も露呈
ある親方は「貴乃花親方の指導力不足でしょう」と、こう話す。
「服装については教習所でもそうだが、部屋でも師匠から厳しく指導される。若い頃、Tシャツ姿で買い物に出かけようとしたら師匠に見とがめられ、『なんだ、おまえ、引退するのか?』と、遠回しに皮肉を言われたこともありますよ。でも、貴乃花親方は角界でも数少ない、通い親方ですからね。自宅と相撲部屋が別の場所にあるので、四六時中、目を光らせるわけにはいかない。当然、親方がいない時間は力士の気が緩む。『どうせ師匠もいないんだし……』ということが積もり積もれば今回のようなケースにつながるし、師匠そのものが軽んじられてもおかしくない。だからこそ、通いの親方は普通の親方以上に弟子の言動には気を配らなきゃいけないんですが……」
力士が服装規定に違反した場合、親方も協会から注意を受けるのが慣例となっている。例えば元大関の把瑠都はTシャツ短パン姿やジャージー姿で繁華街をうろつくこと数回、そのたびに師匠ともども厳重注意されてきた。貴乃花親方に関しては、執行部が厳重注意の電話をかけたとも、かけたけど応答がなかったともいわれている。いずれにせよ、親方自身も注意を受けるのは避けられない。
貴乃花親方は理事失格の烙印を押された上、はからずも親方としての指導力不足まで露呈した。