弟子がジャージで銀座闊歩 貴乃花親方は指導力不足も露呈
相撲協会には「服装規定」がある。外出の際は着物を着て、まげを結わなければならない。特に服装に関しては、新弟子のときから相撲教習所で嫌というほどたたき込まれるそうだ。
違反した場合の罰則が明文化されているわけではないものの、だらしない格好で出歩けば協会や親方から口頭できつく注意される。相撲取りが日常的に着物姿で出歩いているのは、個人の趣味でもおしゃれでもない。外に出るときは、きちんとした格好をしなさいというルールがあるからなのだ。
とりわけ伝統やしきたりを重視する角界で、あろうことか街中をジャージー姿で闊歩していた力士たちがいる。それも部屋の近くのコンビニまで、ちょっと買い出しに出掛けるというのではない。都内有数の繁華街である銀座を、堂々と歩いていたというのだ。
それが1月場所(14日初日)を新三役で迎える貴景勝に、貴公俊・貴源治の兄弟――いずれも貴乃花部屋に所属している力士たちだ。
5日に行われた横綱審議委員会の稽古総見に参加した貴景勝らは、春日野理事(元関脇栃乃和歌)から直接叱責された。それにしても、一体、どんな状況だったのか。