パドレス入りの牧田 守護神候補も今季途中に移籍の可能性
パドレスと2年400万ドル(約4億5000万円)で合意した牧田和久(33=西武)。
下手投げのベテラン右腕は当初は、セットアッパーでの起用が予定されている。メジャーでは貴重なサブマリンだけに、勝ちパターンで投入されるとみられるが、開幕後はクローザーに昇格する可能性もある。今オフ、チームは牧田以外にもリリーフ投手の補強を行ったため、ここにきて昨季クローザーに定着した左腕ブラッド・ハンド(27=昨季3勝4敗21セーブ)の放出がささやかれているからだ。地元メディアによれば、チームは経験豊富な牧田を守護神候補に挙げているという。
牧田は移籍1年目で重責を担うことになりそうだが、守護神昇格どころか今季途中に移籍もありそうだ。何しろ、パドレスは若手主体のメンバーで、投手、野手とも実績のない選手ばかりだ。現状では今季の上がり目は期待できず、ナ・リーグ西地区での苦戦を予想するアナリストは少なくない。
パドレスは昨季まで主力を放出して若手有望株を獲得するトレードを繰り返してきた。今年7月の時点でポストシーズン進出の望みがなければ、牧田は他球団のユニホームを着ることになりそうだ。