巨人ヤングマン獲得で…山口俊に課せられる“便利屋稼業”
巨人は16日、前ブルワーズのテイラー・ヤングマン(28)の獲得を発表した。
198センチの長身から繰り出す大きなカーブが武器。昨季巨人で14勝を挙げ、メジャー復帰を果たしたマイコラスに代わる先発として期待がかかる。
一軍外国人枠4人のうち、ゲレーロ、マギーの野手2人と、絶対的セットアッパーのマシソンはほぼ決まり。昨季抑えを務めたカミネロが二軍で待機する可能性が出てきた。
15日のスタッフ会議後、斎藤投手総合コーチは先発ローテ候補として、菅野、田口は当確とし、3番手以降に「畠、今年は山口俊がやってくれるでしょう」と指名。次いでFA加入の野上、移籍2年目の吉川光の名前を挙げた。
発表前だったヤングマンはこの中に入っていなかったが、マイコラスの代役助っ人という扱い。よほど悪くない限り、開幕ローテに名を連ねることが濃厚だ。
「規定投球回数に到達する(先発)投手を5人つくりたい」と宣言した斎藤コーチは、一方で昨季13勝22敗と負け越した救援陣を問題視。「リリーフの強化が必要」と語気を強めている。