巨人ヤングマン獲得で…山口俊に課せられる“便利屋稼業”
マシソンは別格として、首脳陣には日本人を中心とした新勝利の方程式をつくりたい考えがあるという。
■干されるくらいなら
そこで山口俊(30)である。FA1年目の昨季は、7月に酒を飲んで暴行事件を起こし、わずか1勝(1敗)に終わった。
「昨季後半の謹慎によるブランクの問題はあっても、『馬力』には定評がある。先発も抑えもできる山口俊が、今季は重宝されることになりそう。時には登板間隔が一定ではないローテ最後の先発6番目として、時にはリリーフとしての需要がある。右肩痛からの復帰を目指す沢村など、リリーフ陣が未知数なこともあり、勝利の方程式入りや抑えもできる実績がありますからね。前でも後ろでも、勝っていても負けていても、チームが困った時にフル回転して欲しいという役割です」(チーム関係者)
暴行トラブルの影響で、チーム内では腫れ物扱い。干されるくらいなら、馬車馬のようにコキ使われる方が、山口俊は気が楽かもしれない。