出ては休んで…横綱の“覚悟”に欠けた稀勢の里は再起絶望

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 稀勢の里は3敗目を喫した翌18日の朝稽古後に、「やると決めたからには最後までやり抜く」と報道陣に語っていた。それが舌の根も乾かぬうちに休場では、拍子抜けもいいところ。横綱として、あまりに軽いと言われても仕方がないだろう。

■必死の横綱鶴竜とは対照的

 協会内でも評判は散々。ある親方は「出ては休んでの繰り返し。もう期待なんてできないよ」と吐き捨てたほどだ。

「『この状態では15日間、横綱としての成績が残せない』と初日から休場すべきだった。しかし、稀勢の里は全休する勇気もなく、かといって死に物狂いで稽古をするわけでもない。ここまで6戦全勝の横綱鶴竜とは対照的です。鶴竜は今場所の成績に進退がかかっているので、必死さが伝わってくる。稀勢の里に足りないのは本人の覚悟と自覚なのですが、どうも横綱を『大関の延長』と見ているフシがありますからね。どこまで自分を追い込めるやら……」(中澤氏)

 昨年は14年ぶりに誕生した日本人横綱として期待を集めた稀勢の里。わずか1年でここまで凋落しようとは、誰も思ってなかったに違いない。

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