V長崎・高木琢也監督が自戒「横浜FC時代は未熟者だった」
J1昇格を達成したV・ファーレン長崎の高木琢也監督(50)。シーズン開幕戦の湘南戦ではGK増田、主将DF高杉、MF前田、FWファンマとJ1昇格の原動力となった主軸組に加え、高木監督の国見高の後輩であるDF徳永悠平、FW鈴木武蔵ら新加入選手も躍動した。ジャーナリスト刈部謙一氏が、現役時代に「アジアの大砲」と呼ばれた指揮官の胸の内に迫った。
――なかなか効果的な補強が出来たようだ。
「FC東京から移籍した徳永は攻守にわたって能力が高く、チームの土台を支えてくれている。(松本から移籍した身長185センチのFW)鈴木は(184センチの)自分が育てないといけない選手だと思っている。彼はポテンシャルが高く、リオ五輪代表にも選ばれました。しかし新潟、水戸、松本で能力を開花させたとは言い難い。あの強靱なフィジカル、あの爆発的なスピードを持ったストライカーを一人前にすることは、自分に課せられた任務だと思っています」
――2007年に昇格させた横浜FCで采配を振ったが、シーズン途中で解任された。10年に熊本の監督に就任。13年から長崎で指揮を執り、11年ぶりのJ1となった。