前途多難のハリル日本 マリ戦を前にチームに不穏な空気が
ベルギー遠征中の日本代表が22日、翌23日のマリ戦(日本時間同午後9時20分開始)に向けた公式会見と練習を行った。
会見でハリルホジッチ監督は「(主力に)ケガ人が多い。(今回の遠征では)多くの選手を起用し、(ロシアW杯本大会への)発掘の場所にしたい」などとコメント。会見後の練習は冒頭15分が報道陣に公開され、右股関節痛で別メニュー調整の浦和DF遠藤以外が冷たい雨の降りしきる中でランニングなどを行った。
「指揮官は会見でリラックスした雰囲気を漂わせつつ、質問に対して長々と自説を強調しながらコメント。ある意味<いつもと変わらぬハリル>でした。冒頭15分の印象ですが、練習中に余計な会話を交わさず、ピリピリムードだった選手たちと比べると実に好対照でした」(現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)
もっとも、いつも通りに見えるハリルの胸中は揺れ動いているという。
あるサッカー関係者が「監督、コーチ陣の間から不協和音が聞こえてくる」とさらに続ける。