自己ワースト12安打5失点KO負け 巨人菅野に“傾向バレ”疑惑
菅野は「右打者は逆方向、左は狙い球を絞ってきた」と振り返ったが、打たれた12安打の内訳を見てみると、引っ張られた打球が7、逆方向が3、中堅方向が2。球種は本塁打がいずれも直球で、安打はカットボールなどの変化球を満遍なくはじき返された。門倉氏が続ける。
「好投手が相手の時は普通、逆方向を狙うことが多い。特に菅野はワンシームなどで球を動かしてくるため、ギリギリまで球を見極めたい。でも、阪神打線は各自が狙い球を決めてフルスイングをしていた。今は最新の機器を導入したデータ野球全盛。あそこまでフルスイングされるのは、投球時の何らかのクセや傾向を阪神側に解析されている可能性も考えた方がいいかもしれません」
阪神は今年から球団本部に「戦略担当」を設置するなど、データ分析に本腰を入れ始めている。もし菅野の投球フォームのクセがバレているとしたら、ただの1敗とは片付けられない。